Bali, 2007
−バリ島じゃらんじゃらん その2−



バロンダンスの後は、お決まりというか、雑貨のお店を色々と。
特にここ! と決めていたわけではないので、ヌラさんにおまかせです。
まあ、思っていた通り、あらゆるオプショナルツアーで組み込まれている、日本人観光客向けのようなコースでしたけど。



これが原材料となります。

まずは、母が見たいというので、アタ製品の村へ。
工房兼ショップに着くと、すぐにスタッフが出迎えて製品の作成行程を丁寧に教えてくれる。もちろん、彼らはただ親切で教えてくれているわけではない。
結局は、

「手、抜いて作ってないでしょー。だから、たくさん買ってね♪」

ということなんですね。ここに限らず、この手の店は全て同様ですけど。
私もアタ製品は好きなので、見てると全部欲しくなる。
選び始めるとはまりそうなので、きっと片っ端から猫が爪とぎするに違いないと、無理矢理、理由をこじつけて諦めることとにする。

母は自分用とお土産用にバッグを購入。あまり買い物をするつもりはなかったので、懐が淋しい。

「お金ナイ、ホテルにツケ、できる。だいじょーぶ!」

とお店のお姉さん。
そこまでして売るか〜。あっぱれですな。とりあえずここは現金で払っておいた。たいていのお店では買い物するとペットボトルの水をくれます。

黙々と作業中〜。


最後の仕上げは燻製にするんだそうです。


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次はバテッィクの村トパティ

一時期狂ったように買ったものだったけれど・・・・・・。最近は珍しいパターンや、これは! と思ったものだけを買うことにしている。
一通り見て回ったけれど、心惹かれるものがない
どれも見たことのある柄だし、だいいち、こんな風に整然と並んでいると、どうにも買う気が失せる

私は上品にディプレイされた小奇麗なお店より、ふらっと立ち寄ったあまり人気のないお店で、色柄関係く、これでもかと積み上げられたバティックをほじくり返してお気に入りの1枚を見つけるのが好きなのだ。

こういうのって、こじゃれたカフェより赤提灯の一杯飲み屋が好き、ってのに通ずるものがあるんだろうか。

そんなわけで、何も買わずに退散。

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続いて銀製品チュルクへ。
ここは別に行きたくなかったんだけど、こちらがリクエストした場所を全て巡るとしても時間が余りそうだし、近いから、ということで。
ここでも銀製のアクセサリーが出来上がるまでの過程を説明される。
それにしても、アタ製品の工房もそうだったけれど、こんなに暗いところで細かい作業していて、目が悪くなったりしないんだろうか? 
考えてみると、バリで眼鏡をかけているひとをほとんど見ない。緑や海の青さや原色の花なんかを毎日見ていれば、視力も自然、回復するのかもしれないな〜。

さて、説明が終わると、さあさあ、どうぞ、とばかりに店内に押し込まれる。
ずらっとならんだアクセサリー。その種類、かなりのもの。じっくり見てると買っちゃいそうだ〜。
母はピアスを物色。あれこれと店員さんに申し付けてショウケースから出させては、あーでもない、こーでもないとやっている。
周囲は日本人観光客だらけ。物価の安さに集団心理が加わるもんだから、物欲が倍増するのもよくわかるんだけれど、こういう所で『せっかく来たんだから』という思いだけで買うと、あとで必ず後悔する。

結局、店員の横柄な態度(「いーから、早いとこ買っちゃいなっ」てな感じですわ・・・-゛-メ)に腹が立ってきたので、ここは目の保養に留め、次の場所へ〜。
 



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最後に、絵画のお店です。

中は写真撮影NG。1組の客にしっかりスタッフが1人つきまとう。
バリ絵画は1枚欲しかったので、じっくりと見て回る。
どれも素敵だけれど、そうそういくつも飾るような場所は我が家にはない。

結局40cm四方くらいのサイズの絵から、1枚だけ選ぶことにする。

先生の描いた絵、高い弟子のは安い

とのこと。
素人目には上手い・下手がよくわからないので、当然、お弟子さんの作品を。
バロンが描かれたものをなんとか半額までねぎって、10万Rp. で購入。

「お友達価格よ」
だそうですが、どうなんだろう。でもこれは結構気に入っているので、買ってよかったな♪

←これです。


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ひととおりのお買い物コースを終えると、ちょうどお昼時。
お楽しみのランチタイムです (^o^)



お昼はここと決めていたイブオカ
バビグリン(豚の丸焼き)
で有名なお店。

他のお店も聞いてみたのだけれど、衛生上、問題があるかもしれないし、初めてであれば、ここで試してみては、とのエージェントのご意見もあり、ヌラさんと一緒にごちゃごちゃした店内に足を踏み入れました。

店の看板はなぜかBU OKA」
『I』
を書き忘れたのかと思いきや、ヌラさんによると、同じ意味だからよいのだそう。よくわからん・・・・・。

店員さんと客の間を縫って、奥の座敷へたどり着き、どうにか席を確保するも、店員さんはめちゃくちゃ忙しそうだし、呼び止めるのも悪い気がしてくる。
ヌラさんは慣れているようで、気軽に店員さんに声をかけ、注文してくれた。



  ↑ 外は満席。

  店員さんたちもフル稼働のようです →




これが、ずーっと食べたかったバビグリン


豚さんの身体のあらゆるパーツが、ご飯の上に少しずつ乗っかっている。
比較的脂分の少ない肉がたっぷり。
ジューシーで、豚肉とは思えないくらい柔らかい
食感は鶏モモ肉に似てるかな。

薄っぺらい飴色の物体は、どんなものかと楽しみにしていた豚さんの皮
・・・・・・か、固い。裏の方は豚さんの脂でヌルヌルしている。

えぐい色のソーセージみたいなやつは、の部分か?
臓物は苦手なので、パス。

そして、どこの部位なのか、竜田揚げみたいなやつ。
これが一番おいしかった。
付け合せの野菜もいっぱい・・・・・・
なんだけどここにも私の嫌いなインゲンがΣ( ̄ε ̄;|||・・・


総合的にはボリューム満点で、味もまあまあ。テーブルに置かれていたサンバルを混ぜて食べるともっとおいしくなります。
ただ・・・・・・大騒ぎして食べるほどのもんじゃないですね。味が落ちたという噂通りだったのかもしれないけれど。
でも、こればっかりは家で作ることはできないので、次回、渡バリの機会があったら、別のお店を試してみようかと思います。
ちなみに、一皿Rp.20,000。値段も事前に調べておいたんだけど・・・・・・ずいぶん値上がりしたんと違いますか? でも、日本の平均的ランチ代に比べれば安いもんなので、ヌラさんの分もおごってあげる。


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