Dining 〜 陽気な食卓 〜



バッフェと聞くと心が躍る。
一皿づつ出てくるコース料理も、小鳥の餌のような懐石料理も苦手な私は、好きなものを好きな量だけ食べれるバッフェ・スタイルの食事が大好き。

ほとんどのモルディブのリゾートと同様、ボリフシも3食全てがバッフェ。
レストランは一箇所のみで、決まった時間ともなると、お腹をすかせたゲストが続々と集まってくる。


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モルディブのオムレツは唐辛子入り、
と、話では聞いていたけれど、トッピングの皿には並んでいない。
でも最後の朝、全員分を作ってもらった後、
次の人のフライパンにしっかり入っているのを目撃。
リクエストすればどこからか取り出して入れるよう(ケチ!)
意外だったのはロースト・ポークがあったこと。
イスラム圏で豚肉にお目にかかれるなんて、初めてのこと。いいんだろうか?
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朝食はとってもしょぼく、
オムレツとワッフル、肉類と野菜がちょこっと、
あとはパンが数種類のみ。
けれど、昼夜はイタリア系リゾートらしく、
パスタ類に加え魚、肉、
野菜もふんだんに並ぶ。
はまってしまったのがズッキーニの
オリーブオイル炒め。
テーブルに置かれたバルサミコを毎回、
たくさんかけて食べた。


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ある夜のバッフェにて、
「ジャパニーズ・フード! ジャパニーズ・フード!」
と、わめくおじさんに、要らないのにカップスープを手渡されてしまった。
白っぽいスープ。どこがジャパニーズなのか?
飲んでみると、確かに記憶にある味。
これは、『ク○ール・カップ・スープ』の味!
確かに『ジャパニーズ』なのかも・・・・・・。
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2日目の夜、ビーチでもくもくと煙が上がっているので、ビーチでBBQか、と期待していたら・・・・・・。
なんてことない。ビーチで焼いたものをもらって、いつものレストランで食べる、という形式のもの。
リゾートを去る夜、砂の上にテーブルが出ているのを、ボートに乗りながら眺めていたのだけれど、全室分のテーブルがあるわけではなさそう。リクエストなのか、運なのか。ひょっとしてクジとか。
よくわからないけれど、一度くらいビーチで食べたかったな。



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もうひとつの楽しみはお酒。
コーヒー・ショップでは夜になると日替わりでディスコ・ナイトや手品ショウが催されている。
私たちはもっぱら昼食と夕食前に通い、外のテラスでビールやカクテルを楽しんだ。
さんざん飲んだので、さぞかし売上げもあがったのだろう。ウェイターも上機嫌。
最後の夜には、どこからか摘んできた花を、全員にくれました。
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右がリゾート・オリジナルのカクテル『ボリフシ』。
ファジー・ネーブルのような味で、女性好み。
どのカクテルもなぜか氷は少なめ。
もらおうかと思ったのだけれど、
モルディブでは飲料水が貴重なことを思い出し、
生ぬるいカクテルを我慢して飲んだ。
やっぱり冷たいビールが一番!


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コーヒー・ショップの外のテラス。
屋根がないので(当り前だ)、とても暑い。
夜はこのデッキのすぐ下に魚たちが集まり、
ゲストやスタッフからパンのおすそ分けをもらっていた。
↑の写真の奥、椰子の木陰にもテーブルがある。
昼間はもっぱらこちらのテーブルでビール。
水中撮影用のケースをつけたまま撮ったので、
ちょっとぼやけてしまった。



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食事はもう少し変化があってもよかったかな、とは思うけれど、
大勢でわいわいがやがや食べるのはこれまでの海外旅行にはなかったこと。
はるか昔の修学旅行を思い出し、これまた楽しい記憶として残りました。
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