Nusa Lombok
 SCENE 1 − Kampung(村)−





バリを離れ、朝一番の飛行機でロンボク島に到着したのは、まだ朝の8時過ぎ。

チェックインには間があるので、ガイドさんが島の名所に立ち寄ってくれました。

最初に案内されたのは、ロンボク伝統の織物、イカットの村『スカララ』

朝の太陽が降り注ぐのどかな風景の中、せわしなく馬車が行き交います。
馬車は島民たちの足代わり。
朝市に向かう人、畑仕事に向かう人。
さながら朝の通勤ラッシュといったところでしょうか。
何台もの馬車とすれ違いながら、村の中を歩いてみました。





びっくりしちゃったかな?
洗濯物がはためく民家の庭では牛が寝そべり、鶏が道の真ん中を濶歩する。
子供たちにカメラを向けると、微笑みかける子、訝しげに見つめる子とそれぞれ。
それでも一度挨拶を交わしてしまうと、
人懐こい笑顔を返してくれます。
ここがリゾート島ではなく、紛れもない、
昔からの民族が暮らす島なのだということを、改めて実感する瞬間も旅の楽しみのひとつです。。





村の女たちの朝は早い。
すでにそこかしこから機を織る音が聞えてきます。
作業風景を覗かせてもらいました。
素早く正確に糸を操る、彼女たちの手捌きは見事なもの。
複雑な模様だと完成までに
2ヵ月以上はかかるというイカットは、
もう立派な芸術品。
村には出来あがったイカットを売るお店が一件。
ここでの売上は村全体の収入となり、
子供たちが学校へ通うための貴重な財源となります。
美しい織物にさんざん目移りした結果、
アンティークの布を染め直したクロスと、
ランチョンマットを購入しました♪
お店の人の勧めで、
ロンボクの民族衣装まで試着させてもらいました。
もう少し陽が高くなれば、
村中に機織りの音が響くそう。


母娘代々受け継がれる伝統のイカット。
今日も仲良く機を降ります。



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小鳥ばかりなので、こちらもおそらくペット用。
島の人々が当たり前のように働いているので気づかなかったけれど、
この日は日曜日。
運良く週に一度の朝市を覗くことができました。
日用品はもちろん、この島伝統の陶器類がずらり。

一番賑やかなのは籠に入った鳥たち。
写真右下の大きな鳥は食用かと思ったら、ペット用だそう(たまに食べることもあるとか…汗;)。
市場の真ん中では、男達が鶏を囲んで集まっていました。
これから闘鶏が始まるそうで、一番強そうな鳥を触らせてもらいました。
ここではお土産用のプリント・バティックを
安く手に入れました♪


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