日は同じボートで到着したメンバーと共に、マブールでチェックダイブ+1本

SMARTのゴージャス版、水上バンガローには別途ダイビング・センターがあるけれど、チェックダイブだけは一緒です。


は、今回、ウェットも器材もダイコンも進水式
おニューの器材を担いでジェティへ向います。


の日のボートはSMART13

ボートに乗り込んで愕然! 
どーいうわけか、例のうるさいガキがいやがる。ちっ。
ガイドさんは2人。ダイビングは始めたばかりのようで、こいつに1人がつきっきり。随分優遇されてるじゃないの。
こちらとしては、別々に潜れたからいいんだけど。



昼ご飯を挟んで2本目。
部屋を出ると、ちょうどお隣のアレックスも出てきたので、一緒にダイビング・センターへ向かう。
「すごく疲れてるよ。朝4:30起きだったから、2時間しか寝ていない」
と、アレックス。そりゃこちらとて同じこと。
車の中で寝たかったけれど、うるさくて眠れなかったことを話すと、
「まったくだ!」
と、かなりお怒りのご様子。

ボートには、やはり例のガキ。続いてクソおやじまでもが乗り込んできた。
おやじに何か話しかけられていたアレックス、適当に流していたけれど、おやじが後ろを向いた瞬間、

イーーダッ!!!

すごく怒ってる・・・・・・(^_^;)

実はこの父娘、SMARTのオーナーの弟一家だったんですな。どーりで態度がでかいと思った。オフ・シーズンにゆっくり滞在すればいいものを、オーナーの身内は揃って、クソ忙しい時期を狙って来るとか。
でも、ボートが一緒だったのはこの日だけ。不幸中の幸い。


日のダイビングを無事終えて夜、翌日からのボートの振り分けとスケジュールが発表される。

私たちが乗るのはSMART11。日本人インストラクターのミカさんのボートです。残念ながらアレックスとは別のボートになってしまった。

                 

スケジュールボードはレストランの一角にあります。
ジェティにはボートがぎっしり。

MARTでは、毎夜、6〜7時くらいの間に、各ボート毎の翌日のスケジュールが更新されます。
基本的にボートダイブは1日につきシパダン2本とマブールかカパライが1本

ハイ・シーズンとあって、ダイビング・ボートは全12艘! 全ダイバーが揃ってシパダンに押しかけたらお魚ぐっちゃり、ダイバーぐっちゃりの状態になってしまうのは必至なので、微妙に時間とポイントがずれていて、不公平のないよう、毎日メニューも変わる。

午前マブール1本、午後シパダン2本
だったり、
午前シパダン2本、午後カパライ1本
あるいは
早朝シパダン2本、マブール1本で、午後はフリー
といった感じ。

まれにボートが変更になることもあるけれど、基本的には滞在中、同じボートで、同じメンバーと潜ることになる。

では、毎日顔を合わせたSMART11の面々をご紹介します。

■ イタリア男3人組
イタリアでインストをやってるパウロ、ダイブマスターのミケーレ(略してミケ)ともう一人、名前わからないけど、滞在中、野良犬に噛まれたので『犬に噛まれたおじさん』と呼んでいた。
外見とダイビング歴から推測するに、全員40代半ば。2週間の長期滞在だそうで、揃って独身か?
彼らとは同じ日にチェックアウトで、帰りはKLまで一緒だった。

■ イタリア人夫婦 @
ベテランのシニア・ダイバー。
奥さん、カメさんの甲羅をゴシゴシ磨いちゃだめですよ。

■ イタリア人夫婦 A
こちらもベテラン、シニア・ダイバー。
この2人、とにかく陸上でも水中でもしょっちゅう喧嘩をおっぱじめてしまう
はたから見ている分には面白いけど、ボートが出る直前にやりあって、出発が遅れることもあった。

■ イギリス人夫婦
まだビギナーらしい若いカップル。おそらく私たちと同レベルと思われるので、ベテラン勢につられないよう、この2人と同じ深度を保つようにしていた。なので、ひそかに『目標』と呼んでいた。

■ 日本人女性Mさん
日本人とはいえ、英・伊・西を流暢に操るえっらい国際人。そして、やっぱりベテラン・ダイバー。

そしてSMART11のキャプテンとアシスタントのサリ、ミカさんを入れて総勢15名


ャプテン(雰囲気的には『船長』)はSMARTいちのベテランで現場の第一人者
SMARTは殿様ダイブで、船に乗り込む頃には既に器材のセッティング済んでいる。12人分の器材、そして、今日は誰がどこで何本潜るということを完全に頭に入れて指示を出すのはもちろん、この船長。器材に名前が書いてあるわけでもないのに、よく覚えられるなあ。

操縦中もゲストをしっかり見ている。誰かがカメラをかまえたり、風でタバコになかなか火が着かなかったりするのを見ると、スピードを緩めてくれる。プロフェッショナルな仕事っぷりにひたすら感服してしまった。

小僧のサリもなかなか気が利く。私がもたもたとBCを身につけていると、すかさずフィンをはかせてくれたりする。ただ、海から上がる時にはタンクを持ち上げてくれるんだけれど、この力加減は船長に軍配があがる。

いずれにせよ、この2人は名コンビで、ミカさんも安心してまかせられるとか。いー加減なキャプテンだと、出発時間になってもタンクの準備すら出来ていなかったりするらしい。
ちなみに、私の滞在中、サリは一度だけ寝坊して、出航に間に合わなかった。あとでミカさんにたっぷりとお説教を食らったのは言うまでもない。



て、12人の大所帯を引率するミカさん
何かあったらいつでも手を差し伸べてくれるわけではないので、当然、ダイビングは自己管理、できることはバディ同士でやる。
たまたまこのボートはダイブ・マスタークラスが勢揃いで、彼らはもう勝手知ったる海とばかりに、毎回40メートル付近を漂っている。
最初のうちは彼らにつられて、気づくといつの間にか30mを軽く超えていることもしばしば。
早々にエアが50を切り、仕方ないので5メートルまで浮上して、ベテランさんたちの泡を頼りに着いていった。
しかし、よくエアがもつなあ。エラ呼吸が出来るんじゃあないだろうか。

パダンでは1本終わると、島に上陸してお茶タイム
船長の
「コピ・タイム、ピピ・タイム!」(お茶とおしっこの時間だよ!)
の号令で、休憩時間の始まりです。
熱いコーヒーサバ・ティまたはミロ(しかしマレーシア人はミロが好きだなあ)、そしてサンドウィッチお菓子
時間帯によってはここでランチを食べます。
お隣のテーブルでは、マタキンからのゲスト。
彼らのランチ(美味そう・・・)を横目で見つつ、お昼ご飯。
食事が始まると、この島に棲む大トカゲがやってきて、ランチのお裾分けを待つ。


                 

何かちょーだい。

お魚の唐揚げをもらった! わーい♪

 
ゾートが撤退したシパダンには、監視役(?)の軍人さんたちが駐留してます。
ハンモックに寝転がったり、 ダーツをしたり、時折、ブロンド美人がいたりすると、オペラグラスで眺めたりと、ものすごく暇そう。
最初は楽そうな仕事でいいなー、と思ったんだけど、極上の海を前にしながらもダイビングができるわけでもなし、ちょっと同情してしまった。

↓こんなにきれいな海があるのに。




日のダイビングが終わったら、ウェットを干して、マスクとダイコンだけを部屋に持ち帰ります。その他の器材はスタッフがきちんと洗って片付けてくれるので、SMARTのダイビングはとっても楽ちん。 船がジェティに着くと、アレックスの奥さんの姿をよく見かけた。ノン・ダイバーの彼女は、アレックスがダイビングから帰る頃を見計らって、いつも待っていたのです。仲良し夫婦ですね。

右下のカップルがアレックス夫妻。

ザ・目標(笑)。イギリス人夫婦



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