Bali, 2007
−今回はファイアー! ケチャダンス−



ピックアップが16:45〜17:00の間という曖昧な時間だったので、とりあえず中間とって、50分過ぎにロビーへ行くと、既にガイドさんが迎えにきていた。
このツアーはGO!GO!バリさんにお願いしまた。
参加者は私たちだけのようで、他のホテルには寄らず、まっすぐにケチャが行われるバトゥブラン村へ向かう・・・・・・はずが、その前に、開演時間に余裕があるからと、お決まりの土産屋に立ち寄られる

「コレ、バリの塩。コッチ、コーヒー」
「バティック、安いネ〜」
「たくさん買う、安くなる」

と、いずこも同じだけれど、ここでも店員がくっついて離れない。これがうざいので、私は基本的にバリだけでなく、観光地ではスーパーでしかお土産を買わない。種類は少ないけれど、値段が決まっているし、ご当地の珍しいお菓子や雑貨が手に入るし、なによりまとわりつく輩もいないので、気楽でいい。
「あんたの探していたえびせん、これじゃない?」
と母が指差したのは確かに友人に頼まれたクルプックウダン。バリの名物でもあるで出来たかわいらしいカゴの中に、ほんのお飾り程度のえびせんの素(揚げる前のやつ)が入っている。
いかにもお土産らしいんだけれど、チンケな量で、お値段はいっちょまえ。同じ物なら量が多い方がいい。
母はいくつか買っていたけれど、私は何も買わずにトイレだけ借りる。


店の前、ド真ん中に堂々と寝ていたワンコ



なかなかしつこく案内してくれたスタッフ。
亭主の弟にソックリなので、記念に一枚(笑)


土産物屋を後にして、まだ少し早いけれど、今度こそバトゥブラン村へ。いかにも東南アジアの田舎といった、緑いっぱいの素朴な村です。
入場料を払って会場に入ると、まだ観客は1組だけ。
遠慮なく、一番前のど真ん中の席を確保しました〜ヽ(^o^)丿
舞台が始まる前に、ケチャについて、少し。




もともとは魔よけのための神聖な宗教儀式の踊りだったものに、
インドの古典劇『ラーマヤナ物語』を取り入れた舞踏劇。

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ラーマ王子シータ姫、王子の弟ラクサマナ王子
ある日、黄金の鹿と出会いました。
シータ姫はラーマ王子に、あの鹿を捕まえて♪
とおねだり(何だって女ってのはゴールドが好きかね?)。
鹿を追っていったラーマ王子の元に、シータ姫の叫び声が聞こえてきます。
悪の大王ラワナが、シータ姫を宮殿にさらって行ったのです。

囚われの身となったシータ姫が、宮殿の庭で泣いていると
(金に目が眩んで動物を捕まえようとしたバチが当たったんじゃあないですかね)、
ラーマ王子の使いと名乗る白い猿ハノマンが現れ、
ラーマ王子の指輪とメッセージを渡されました。
そしてシータ姫は助けを請うメッセージと髪飾りをハノマンに託します。

ラーマ王子はラワナの息子メガナダと戦い、
魔法の矢で討たれてしまいますが、そこへガルーダが助けにやってきます。
猿の王様スグリワも援軍と共に加勢し、
ラーマ王子は、とうとう勝利を勝ち取るのです。
ラーマ王子はシータ姫を連れて、アヨディア宮殿へ帰り、幸せに暮らしましたとさ。
めでたし、めでたし。



空が少しずつ暗くなり、舞台で開演前のお祈り(?)が捧げられると、ステージの奥から男たちの「ケチャケチャ」という呪文のような声が聞こえてくる。
以前、ウルワツで観たケチャよりも人数は少なくて、24〜5人くらいでしょうか。
生で観るのはこれが2度目。 この神々しくも複雑怪奇なリズム。 今回と、初めての時撮っておいたビデオを何回か観て、ようやくわかってきたことが少しだけある。
「チャ」の音頭をとる人が1人
「ア、ア、ア」と、バンドで言うとベースのように、基盤となるリズムを刻む人が1人
その他「ケチャケチャケチャケチャ・・・」には複数の拍子の取り方が存在している。
これら全てバラバラのリズムがひとつの音楽を形成するのだから、奇跡としか言いようがない。
なので、楽譜におこすことができないのと同様、ケチャについて文章で表現するのは至難の業。
あとは写真でその様子をどうぞ。



最前列、ド真ん中を確保!

会場は、とても広い。

ケチャなので演奏はナシ(^^)。

VIP席? と思ったら村の子供が座った。

始まりましたーo(^-^)o

女の子が出てきた。

入れ替わりで別の女の子の踊り子さんも。

空が暗くなってきた。

何か出てくるのかね。

囚われrのお姫様かな?

伝達役のお猿さん。

何か、争ってますね。

戦いのクライマックス?

祈祷師さんみたいのが出てきたよ(?_?)

ケチャが終焉にさしかかると、舞台の真ん中にが焚かれ、馬(たぶん)に扮したダンサーが、これを素足で踏んで消すというパフォーマンスが観られる。
これはウルワツではなかったもの。
よくオプショナルで以前、「ケチャダンス」と以前、「ケチャ&ファイアーダンス」と、2種類見かけるけど、ファイアーってこれのことだったのね。
火が消えるまで何度も踏みつけ、その都度、火の粉がステージを舞う。目の前で観ていたのですごい迫力。人数が少ないので物足りないかな、と思いきや、これで十分満足でした。



火が炊かれました〜(゚◇゚;)!!!

あぢっ! あぢぢぢぢっ!。

まだまだー! 燃え尽きるまで踏んでもらうよ!

あっぢ〜、もう、ダメ・・・


にしても・・・・・・。
すぐ後ろに座っていた子連れファミリーのうるせーこと。子供ではなく、大人たちの方なんだけど。上演中だというのに普通のトーンで話してる。小声で話すということを知らないのかね。それ以前に、そんなに話をしたいなら、ホテルで過ごすか、レストランにでも行けばいい。こういう非常識な輩がいると、感動も半減する。腹立つなあ、まったく。


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