英文科伝説の崩壊



 穴があったら入りたい・・・・・・。
 つい先程、本当に数十分前に初めて気づいたことがある。このHPのコンテンツのひとつ、ハワイ挙式のページである。
 なんと、「Wedding」が「Weddeng」になっていたのだ!!
 ウエデングゥ〜。まるで田舎のおっさんである。ああ、恥ずかしい。
 実は何を隠そう、私は英文科出身である。
「ならば、英語がお上手なんでしょうねえ」
 などとお年を召した方に良く言われるけれど、そんなことあるわけないじゃないですか。本来、英文科とは『イギリス文学』を『探求する場所』なのである。もちろん授業の殆どがグラマー中心で、英会話は選択制であり、しかも1クラス10人以上で行われていた。上手くなるはずがない。だいたい英文科がありながら、うちの大学にはLL教室さえなかったのだ!
 友人が通っていた音大でさえ、6人の外国人講師がいたのに、我が母校にはたったの2人。しかも1人は裏の畑の肥溜めに落ち、ジャージ姿で授業に挑んだことのある、トホホな人物だ。
 お蔭様で中学から大学まで、計10年も英語を勉強していながら、未だ私の口から流暢な英語が流れ出ることはない。さすがに旅先で困らない程度のものは、何とか身についたけれど、旅先で現地の人と話す内容なんざ決まりきったものだし、たかがしれている。 おまけに年々、単語を忘れていく。見慣れたはずの単語の意味がわからない、どうしてもスペルを思い出せない、といったことが最近、頻繁にあるのだ。
 これはまずいなあ、と身にしみて思ったのは、今年のハワイ旅行の手続きの時である。現地のエージェンシーと何度もメールで確認しあう度に、絶望感が私を襲った。数年前にはすらすら書けたはずの文章が、なかなか浮かんでこないのだ。 なんとか無事に手配出来たものの、胸の奥にどんよりとしたものが残った。
 ああ、こうやってどんどん英語を忘れていくんだな。そのうち、アルファベットそのものが思い出せなくなったりして。あー、もう、猫語の方が楽だ楽だ!
 でもまあ、そんなことにならないよう、どんどん旅に出かけよう。面倒臭がってパッケージにしてしまうことが多いけど、なるべく自分で手配するようにしよう。
 もしこのHP上で、とんでもないスペルミスを見つけた方、お手数ですが、ぜひぜひご一報くださいませ。お願いします。



 
 

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