「マレーシアの隠れ家リゾート」「誰も知らないマレーシアの穴場ビーチ」などという謳い文句の雑誌を手に取ると、たいていの場合、がっかりする。 隠れ家はアリヤニかタンジョンジャラだし、穴場はペルヘンティアンか、最近ではマタキン島と相場が決まっている。 どれも、既に私がチェック済みのリゾートばかり。 そんな雑誌に金を払うくらいなら、マレーシア好きの方のホームページや掲示板を辿っていく方がずっと詳しく、正確なことがわかるし、情報も早い。 ティオマンにどっぷりはまって以来、暇さえあればマレーシアのビーチ・リゾートを調べ続けていた。 当然、ランテンガ島もずっと前から行きたい島の候補には挙がってはいた。 でも、行けなかった。 ランテンガ随一のリゾート、ブルー・コーラル・アイランド・リゾートにはバーがないし、レストランにはビールかワインしか置いていない。そして、それすらも「ない」と言われることもある・・・・・・などという恐ろしい情報を知ってしまったからには、とても行く勇気はない。 南の島で好きな時間にビールが飲めないなんて、根本的に間違っている。 そんなわけで指をくわえて写真を眺めるだけだった数年間。 が、いよいよその転換期が訪れた。 2003年、ランテンガにもうひとつのリゾート、D'ココナッツ・ラグーンがオープンしたんである。 これも、さるマレーシア好きの方のHPで知ることとなり、色々と調べていくうちに、どうやらビーチ・バーを作っている様子だという情報を入手! こうなりゃ行くしかないんだけれど、扱っている旅行会社がない。 そのうち、個人手配で行くかな、と思っていたところ、やっと見つけました! この度、マレーシア・リゾート・クラブさんにお世話になります♪ (マタキンの時にもお世話になったので、リピーター割引で1人なんと5000円もディスカウントしてくれました。この繁忙期に・・・・・・ありがとうございます)。 |
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クアラルンプールで1泊のトランジットを経てやってきたクアラトレンガンヌ。天気は上々。 向う先はもちろん、メラン・ジェティ。ベルジャヤ・レダン以外のビーチ・リゾートへはこの港が発着点。 相変わらず各リゾートへ向うゲストでごった返し、大きなバスが無理やり狭い道に入りこんで、周囲はとても賑やか。 ボートが出る時間まで、お土産屋さんをひやかし、小さな食堂に居た猫と戯れ、ようやくAM10:00。いよいよランテンガへ向けて出発です。 |
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15人乗ればいっぱいいっぱいの小さなボート。 大きな声でブルーハーツの『青空』を歌う。これは私なりのおまじない。旅行中、ずっと青空が続きますように、と。 どうしても歌詞を思い出せなかったおかげで悪天候が続いたプーケットの二の舞になりませんように。エンジンの音でかき消されるので、遠慮なく声を張り上げる。 海の上を走ること40分。 ランテンガ島が近づいてきた。 リゾートの目の前で、一度、船が止まると、船長さんのお話が始まる。 「あちらがペルヘンティアン、こちらがレダン。ランテンガは世界随一の美しいビーチリゾート・・・」 とかなんとか。後ろの方にいたので、良く聞こえなかった。 | ||
ともあれ、無事に到着。 桟橋は満ち潮のため、半分、水に浸かっている。 うっかりしていて、スニーカーが水浸し。先に脱げばよかった。 レセプションはとても広い・・・・・・と思ったら、奥はレストランになっている。たいていの用事はここで済む。ドリンクも買えるし、ビーチ・タオルも借りられる。 が、しかし、レセプションは当然のことながら、ここ1箇所。 ココナッツ・ラグーンは、小さな丘を隔ててイースト・ウイングとウエスト・ウイングに分かれている。残念ながらウエスト・ウイングのゲストは何かあったら、わざわざ丘を越えてこのレセプションに来なければならない。なぜなら、部屋に電話はないから。たぶん。少なくとも私たちの泊まったイースト・ウイングのDLXにはなかった。ついでに言うとビーチ・バーもダイビング・ショップもイースト・ウイングにあるのみ。ウエストの方が新しく、きれいなんだろうけど、出不精の方はイースト・ウイング をリクエストした方が無難ですな。 さてさて、ウェルカム・ドリンクを飲み、チェックインを済ませ、ずっと憧れていた島での滞在が始まります。 |
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