ランテンガ島・ココナッツ・ラグーン

	酒事情は問題なさそうでも、やはり一抹の不安が残るし、リゾートのビールは高いので、クアラルンプールでビールを仕入れて行くことにした。となると、冷蔵庫が必要なわけで、元々あまり部屋にはこだわらないけれど、今回は冷蔵庫のあるデラックスに宿泊。アンカー・ビール1ケースと共に乗り込んだ部屋にはダブルとシングルのベッドがひとつずつ。あとはドレッサーとキャビネット、扉も引き出しもないクローゼット（というか、ただの突っ張り棒）で、何の変哲もない部屋、だと思ったら･･････。ここのバスルーム。なんと、部屋との間に観音開きの扉がついているではないですか！もちろんトイレも一緒だから、いきなり扉を開けられた日にゃ、う○こしている所もばっちり見られてしまうわけで、悪趣味な人とは絶対に泊まれない。だいいち、部屋に湿気がこもらないか？一体、何の為にこんなものを取り付ける必要があるんだろう？　ラブホテルじゃないんだから･･････。
	ココナッツ・ラグーンはオープン当初からあるEast Wingと最近完成したばかりだというWest Wingの2つに分かれていて、そんな情報を聞くと当然新しいWest Wingの方に泊まりたいと思うのが人情というもの。でも、私たちが案内されたのはEast Wing。ただ、ダイビング・センターもビーチ・バーもEast Wingにしかないので、出不精で面倒臭がりの私とって、結果的にはこちらの方がありがたかった。しかもEast Wingにしたって3年前のオープンならまだ十分きれいだろうと結構期待していたのだけど、正直、あまりきれいじゃない。オープン以来、水拭きすらしていないんじゃないか、と思われるような箇所もあったり、エアコンは水漏れがひどく、周囲の壁にはシミが･･････。けれど、水周りは新しいだけあって悪くない。シャワーは勢いも良く、温水もちゃんと出るし、トイレもスムースに流れ、夫婦2人が交互に入ってもおつりが残って浮いている、なんてこともない。アメニティはシャンプーと石鹸しかないけれど、トイレット・ペーパーはしっかり予備も用意されているし、上等上等♪ ちょっと困ったのは､しょっちゅう停電すること。突然の薄闇に包まれること数分、それ自体はかまわんのだけど、電気が復活してもなぜかエアコンは止まったまま。なので、火照った身体で部屋に戻っても、涼しい風が出迎えてくれる、なんてことは一度もなかった。
	East Wingの客室は、全てプールを囲むように並んでいるので、どの部屋からも、テラスから海とプールが一望できます。一望できるということは、当然外からもこちらが丸見えなんではないか、と思いきや、窓はマジックミラーになっているので、中は見えない。そんなわけで、快適とまではいかないけれど、部屋については特に困ることもない。ただし、TVはもちろん、電話もないので、朝はがんばって自分で起きましょう。

	では、West Wingはどんなものかと、遊びに行ってみることにした。小さな丘ひとつ挟んでいるので、East Wingからはその様相を垣間見ることはできない。どこかに抜け道があると踏んで、うろうろしていたら、一山超えて行かねばならないことをスタッフが教えてくれた。樹木が生い茂る坂道を上って下って、徒歩5分くらいだろうか。West WingのゲストはDSやバーへ行く度にこの丘を超えなければならないというわけだ。（めんどくせー）。 3度の食事もEast Wingでまとめて作っているそうで、食事時になると、スタッフがせっせと鍋を運んでいく様子が見られた。ご苦労様です（ボートで運べばいいのに）。さて、West Wingへ向かう途中、ガサゴソと草が揺れるのを見た亭主が断末魔のような悲鳴を上げる。どうやら蛇と勘違いしたらしいけど、たぶん、イグアナでしょう。敷地内には１メートルを裕に越す巨大なイグアナが闊歩しているし、珍しい大きな蜘蛛がそこらじゅうに巣を張り巡らしている。日本では体験することのできないことが待っているワイルドな散歩道と思えば、一山超えるのもなかなか楽しいひとときになることでしょう。たぶん。
	◆　くも・りす・イグアナ　◆
	West Wingも似たような作りで、レストランと小さなビーチ、プールを囲んで宿泊棟がある。ただ、こちらにはビーチの目の前に3棟の独立したコテージがあり、メンテナンス中だったので、爪先立ちで中を覗き見してみると、明るくて広くて、とってもきれい。海に面してテラスが造られ、目の前がビーチというロケーション。でも、元々EastもWestもこじんまりとしているので、海やプールで遊ぶことに関しては、その便宜性はどの部屋も変わりないんじゃないでしょうか。

	話はEast に戻って、プールのこと。このプール、かなり深い。一番浅いところでも、150ちょっとの私の身長では爪先がやっと。そのせいか、Eastには子供連れが少ない。Westのプールに入ったわけではないので何とも言えないけれど、ファミリーはWestに多かったと思う。 Eastのプールはなぜか泳いでいる人もデッキチェアでのんびりしている人も少なく、いつも静か。パラソルは1本もなく、プールの周囲には陽射しを遮る木々もないので、昼過ぎからは容赦なく太陽がギンギンと照りつける。ダイビングの合間のみ、合計3-4時間程度寝転がっていただけなのに、一皮剥けてしまった。でもパラソルは元からなかったわけではないようで、プールサイドにボロボロになったものが何本か、無造作に打ち捨てられていた。ひょっとしてモンスーンの間、片付けるのを忘れたままクローズしちゃったんだろうか。いずれにしろ、日焼けを気にするお嬢様方はとてもこのプールサイドでは過ごせない。気にしない人でも油断すると火傷になりかねない。かといって、このリゾートにはスパもなければジムもライブラリーもないので、海かプールで遊ぶ以外、部屋のテラスで読書でもするしかない。ついでに言うと、売店もないので、忘れ物にはくれぐれも注意が必要です。
	◆　花・植物もいっぱい♪　◆

HOME＞＞Beach Resort Index＞＞Lang Tengah＞＞Room & Garden＞＞NEXT

	酒事情は問題なさそうでも、やはり一抹の不安が残るし、リゾートのビールは高いので、クアラルンプールでビールを仕入れて行くことにした。となると、冷蔵庫が必要なわけで、元々あまり部屋にはこだわらないけれど、今回は冷蔵庫のあるデラックスに宿泊。アンカー・ビール1ケースと共に乗り込んだ部屋にはダブルとシングルのベッドがひとつずつ。あとはドレッサーとキャビネット、扉も引き出しもないクローゼット（というか、ただの突っ張り棒）で、何の変哲もない部屋、だと思ったら･･････。ここのバスルーム。なんと、部屋との間に観音開きの扉がついているではないですか！もちろんトイレも一緒だから、いきなり扉を開けられた日にゃ、う○こしている所もばっちり見られてしまうわけで、悪趣味な人とは絶対に泊まれない。だいいち、部屋に湿気がこもらないか？一体、何の為にこんなものを取り付ける必要があるんだろう？　ラブホテルじゃないんだから･･････。
	ココナッツ・ラグーンはオープン当初からあるEast Wingと最近完成したばかりだというWest Wingの2つに分かれていて、そんな情報を聞くと当然新しいWest Wingの方に泊まりたいと思うのが人情というもの。でも、私たちが案内されたのはEast Wing。ただ、ダイビング・センターもビーチ・バーもEast Wingにしかないので、出不精で面倒臭がりの私とって、結果的にはこちらの方がありがたかった。しかもEast Wingにしたって3年前のオープンならまだ十分きれいだろうと結構期待していたのだけど、正直、あまりきれいじゃない。オープン以来、水拭きすらしていないんじゃないか、と思われるような箇所もあったり、エアコンは水漏れがひどく、周囲の壁にはシミが･･････。けれど、水周りは新しいだけあって悪くない。シャワーは勢いも良く、温水もちゃんと出るし、トイレもスムースに流れ、夫婦2人が交互に入ってもおつりが残って浮いている、なんてこともない。アメニティはシャンプーと石鹸しかないけれど、トイレット・ペーパーはしっかり予備も用意されているし、上等上等♪ ちょっと困ったのは､しょっちゅう停電すること。突然の薄闇に包まれること数分、それ自体はかまわんのだけど、電気が復活してもなぜかエアコンは止まったまま。なので、火照った身体で部屋に戻っても、涼しい風が出迎えてくれる、なんてことは一度もなかった。
	East Wingの客室は、全てプールを囲むように並んでいるので、どの部屋からも、テラスから海とプールが一望できます。一望できるということは、当然外からもこちらが丸見えなんではないか、と思いきや、窓はマジックミラーになっているので、中は見えない。そんなわけで、快適とまではいかないけれど、部屋については特に困ることもない。ただし、TVはもちろん、電話もないので、朝はがんばって自分で起きましょう。

	では、West Wingはどんなものかと、遊びに行ってみることにした。小さな丘ひとつ挟んでいるので、East Wingからはその様相を垣間見ることはできない。どこかに抜け道があると踏んで、うろうろしていたら、一山超えて行かねばならないことをスタッフが教えてくれた。樹木が生い茂る坂道を上って下って、徒歩5分くらいだろうか。West WingのゲストはDSやバーへ行く度にこの丘を超えなければならないというわけだ。（めんどくせー）。 3度の食事もEast Wingでまとめて作っているそうで、食事時になると、スタッフがせっせと鍋を運んでいく様子が見られた。ご苦労様です（ボートで運べばいいのに）。さて、West Wingへ向かう途中、ガサゴソと草が揺れるのを見た亭主が断末魔のような悲鳴を上げる。どうやら蛇と勘違いしたらしいけど、たぶん、イグアナでしょう。敷地内には１メートルを裕に越す巨大なイグアナが闊歩しているし、珍しい大きな蜘蛛がそこらじゅうに巣を張り巡らしている。日本では体験することのできないことが待っているワイルドな散歩道と思えば、一山超えるのもなかなか楽しいひとときになることでしょう。たぶん。
	◆　くも・りす・イグアナ　◆
	West Wingも似たような作りで、レストランと小さなビーチ、プールを囲んで宿泊棟がある。ただ、こちらにはビーチの目の前に3棟の独立したコテージがあり、メンテナンス中だったので、爪先立ちで中を覗き見してみると、明るくて広くて、とってもきれい。海に面してテラスが造られ、目の前がビーチというロケーション。でも、元々EastもWestもこじんまりとしているので、海やプールで遊ぶことに関しては、その便宜性はどの部屋も変わりないんじゃないでしょうか。

	話はEast に戻って、プールのこと。このプール、かなり深い。一番浅いところでも、150ちょっとの私の身長では爪先がやっと。そのせいか、Eastには子供連れが少ない。Westのプールに入ったわけではないので何とも言えないけれど、ファミリーはWestに多かったと思う。 Eastのプールはなぜか泳いでいる人もデッキチェアでのんびりしている人も少なく、いつも静か。パラソルは1本もなく、プールの周囲には陽射しを遮る木々もないので、昼過ぎからは容赦なく太陽がギンギンと照りつける。ダイビングの合間のみ、合計3-4時間程度寝転がっていただけなのに、一皮剥けてしまった。でもパラソルは元からなかったわけではないようで、プールサイドにボロボロになったものが何本か、無造作に打ち捨てられていた。ひょっとしてモンスーンの間、片付けるのを忘れたままクローズしちゃったんだろうか。いずれにしろ、日焼けを気にするお嬢様方はとてもこのプールサイドでは過ごせない。気にしない人でも油断すると火傷になりかねない。かといって、このリゾートにはスパもなければジムもライブラリーもないので、海かプールで遊ぶ以外、部屋のテラスで読書でもするしかない。ついでに言うと、売店もないので、忘れ物にはくれぐれも注意が必要です。
	◆　花・植物もいっぱい♪　◆