■ WELCOME BACK

センポルナを出航した直後、激しいスコールに見舞われながらも、マブールが近付くにつれ、天気も次第に回復してきました。
SMARTのジェティで先頭に立って迎えてくれたのは、去年、亭主と兄弟の契りを交わしたボベちゃん

My Brother

と、早速、亭主の肩に腕を回す( ^^)(^^ )。
ボート・キャプテンから出世して、ダイブマスターの訓練を始めたボベちゃんと、のちほどチェックダイブです。

靴を脱いでレストランへ上がると、見覚えのあるスタッフが口々に

Welcome back!

と迎えてくれる。
まだ着いたばかりで、楽しいことはこれからなのに、泣けてくるじゃないですか(:_;)
穏やかなマレー・スマイル。この笑顔を見るだけのために、マレーシアに来る価値があるってなもんですて。

さて、感傷に浸るのはこの辺までとして、ダイビングシステムとリゾートの設備の説明を受けた後は各自、部屋へ。とっとと荷物を解かないと、チェックダイブに間に合わないぞー!



マレーシア国旗がお出迎え。

ただいまー!!


■ Room No.102〜始めにトラブルありき

部屋は予めリクエストしておいた102号室。前回宿泊した部屋のお隣です。 なぜゆえに102号室かというと・・・・・・。

@SMARTは水上コテージ以外、どのクラスの部屋にも冷蔵庫がない
A私たちには常に冷えたビールが必要不可欠。
Bということは、レストランに都度、買いに行くしかない。
Cスコール中でも気軽に買いに行ける、レストランに近い部屋が良い。
D101号室だと、早朝、食事の準備の音がうるさい
E102号室の前には、子猫がたむろする確率が高い。


てな理由でこの部屋をリクエストした次第です。
今回は天候がわりと不安定だったので、傘要らずのこの部屋、やっぱり便利でした。子猫は来なかったけど(/_;)。

さて、パッパと然るべき場所に衣類を収め、ダイビング器材をメッシュバッグに詰める。
と、ここでトラブル発生。
器材を入れてきたトランクは二重構造になっていて、下のハードケースに重器材、その上にフィンを入れてきたのだけれど、フィンの入っているとこにかけた鍵が開かない! ダイアルロック式の物で、暗証番号は間違っていないはずなのに。何度合わせてみても、どーしても開かないっ!!
それでも時間は容赦なく迫ってくる。
仕方がないので、とりあえず今日のところはフィンだけ借りようと、器材レンタルショップへ向かう。そこをちょうど通りかかったボベちゃん。
事情を話し、亭主が汗だくで鍵と格闘していることを告げると、他の器材を運んでくれるという。
フィンを借り、大急ぎで水着に着替えてDSへ。鍵はこの日のダイビングを終えてから再度、チャレンジすることにした。

ダイビングを2本終えて、夕食までの間、事務所であれこれと道具を借り、奮闘するも、どうにもならない。ほとほと疲れて事務所のスタッフに相談すると、

「器材メンテナンスのスタッフなら何とかなるかも。連絡しておくから、器材レンタルの所へ持っていって」

とのこと。
トランクを担いで、先程フィンを借りたレンタルショップへ行くと、やってきたのは、あら、マネージャーのベンではないですか。
皆、メインの仕事以外も色々とやってるんですね。

「壊しちゃっていい?」

フィンが取り出せるなら、かまわない、と答えると、ほんの数十秒で、鍵が壊れ、無事にフィンを救出!

「あんた、神様だ〜!」

と、ずーっとこの鍵と格闘していた亭主はベンに抱きつく。
もっと早く相談しておけばよかった。困った時には、悩まず事務所へ。親切なスタッフが迅速に対応してくれます。もちろん、部屋に電話はないので、歩いて行ってね。




部屋の前も椰子の木がたくさん。

すぐ横はメイン棟。


■ ブス猫ブチャとサンセット

あいかわらず、敷地内には猫がたくさん。今回、一番仲良しになった猫は、とてもブサイクなブチ猫ちゃん、名付けてブチャ
顔もブチャイクなら、声もすごいダミ声。文字にすると、「ブミャーー」という感じ?
でもとても人懐こく、甘えん坊で、めちゃくちゃかわいい♪
SMARTの猫たちは平均して人懐こく、ブチャ以外の猫も、呼びかけると走りよってきたりと、心和ませてくれます。猫好きにはたまらんですね。
ブチャはたいていジェティの周囲を徘徊していて、ダイビングへ向かうゲスト、ボート・スタッフ、誰彼となくすりよっていく。
夕刻、ジェティのバーにゲストが集まり始めると、テーブルの下をうろうろ。
日本から持ってきたあたりめで釣って、足元に来させると、テーブルにまで飛び乗る始末。
かなりの猫馬鹿と思われるドイツ人(たぶん)の夫婦が、そんなブチャの姿をずっとビデオに収めている。
おやつに満足した後は、今度はバーの中に潜りこみ、カウンターに飛び乗って、ダミ声を発している。
そんな光景を、バーのスタッフは、何でもないことのように、知らん振りを決め込む。
追い払うなどとは考えもしない。ゲストだけでなく、リゾートに住む動物たちにも変わらない優しさで接するSMARTのスタッフ、最高です!!


テーブルを奇襲するブチャ。

バー・カウンターを乗っ取るブチャ。

リゾートにはびこる猫ズ。みんなかわいい〜(=^^=)。


このジェティ・バーでは、毎晩、同じカップルと一緒になりました。
ビールを飲みながら、お魚図鑑を捲り、真剣にログ付けをするご夫婦あたりめをライターで炙っていると(おっさんかよ!!)、

「それは何なの?」

と聞いてきた。 イカだけど、良かったらどうぞ、と言うと、丁重に断られた。
もう一組は同じボートだったフランス人のゲイ・カップル。いつもカールスバーグを2本ずつ、仲良く飲んでいた。2人ともなかなかのイケメンです(もったいない)。
もし、いつか水上コテージの方に泊まることがあったとしても、1日のダイビングが終わった後のお酒だけはここで、サンセットを眺めながら飲みたい。

でも・・・・・・。
酔っ払って水コテの桟橋を自転車漕ぐのは、かなり危険なので、やっぱり泊まるのはやめておこう。
最後の夜はボベやインストのパトリック、ミカさんそして同じボートだった日本の方々とまたもやどんちゃん騒ぎ。 部屋に戻ったのは12:30過ぎだったそう(酔っ払ってて覚えてない・・・翌日、聞いた話^^;)



ジェティ・バー

ログ付けカップル

幻想的な月明かり。

カメラを向けたら、すかさず手を振ってくれました♪


■ 庶民も泊まれる水上コテージ

去年の夏、嵐でぶっ壊れてしまった桟橋の修復も終わり、歩いて水上コテージ(マブール・ウォーター・バンガロー)まで行けるようになった。
とはいっても、のんびり見物するような時間もなかったので、水コテのジェティからエントリーする時だけお邪魔しました。

基本的に歩いて行くんだけれど、SMART常連さんの口利きで、往復ともカートを出してもらえたこともあれば、ダイビング器材を運ぶ際、器材と一緒に乗せてもらったことも。
桟橋が壊れていた前回は、いちいちボートを出してもらわなければならなかったので、これでも気軽に行き来できるようになったかな。いや、ボートの方が楽チンだった。だって歩くの面倒だもん。

ハウスリーフへはバーのすぐ前の階段を下りてエントリーします。
バー・カウンターには冷たい水インスタント・コーヒーや紅茶常時用意されているので、ダイビング前後に勝手に飲むことができます。もちろん、陸上バンガローのゲストもご自由にどうぞ。最初は本当に飲んでいいんだろうかと、迷ったけど。

こちらは高級感溢れる、とまではいかないけれど、わいわいがやがやとやかましい陸上側に比べれば、静寂そのもの。共用スペースのトイレまでもがお洒落です。
1泊5000円くらいの差ということは、他のリゾートの水コテより、ずっとリーズナブルなので、あんまり金はないけど南の島はやっぱり水コテ! という方、いかがでしょう?
私は陸の方の猥雑な雰囲気が好きなので、しばらくは陸上バンガローにすると思います。
ハウスリーフをセルフでがんがん潜れるようになってからのお楽しみにしておこう♪


空がきれいだ〜。

水コテ。一度泊まりたいなー。

こんな気持ちの良い場所で食事もできるようです♪ いいなあ。

海に面した開放感のあるライブラリー

■ Landscape of SMART

水上コテージにはビーチがないので(当たり前だ)、この、午後の引き潮の海を眺められるのも陸上バンガロー組の特権。

囁くような波の音。
太陽の反射で、カメラのモニターが覗けないほど光溢れる時間。
ああ、まさに寛ぎの時・・・・・・。


ダイバーを待つボート。

午後はビーチでのんびりするのかな?

と、タイトルを『寛ぐ』にしちゃったので、無理矢理まとめてみた。

実際はあまり寛いでいる時間なんかなかったんだよね。ほとんどダイビングしてたし。

SMARTの施設の詳しい情報については、06年8月の旅行記をご参照下さい。
すごい手抜きですね(^_^;)
でも、8ヶ月しか経っていないので、あんまり変化なかったんです、ほんと。

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