Coral Redang
Island Resort
 
(Pulau Redang, Malaysia)



タンジョンジャラでのプレ・ヴァカンスを終え、メラン・ジェティにやって来た。
メラン港の周囲には、土産物店が軒を連ねていたり、牛たちが堂々と路を横切ったりと、賑やか。遅刻しているゲストを待つ時間も、退屈することはない。
 
マングローブに囲まれた湾を出ると、一面に海が広がる。雲がとっても近い。手伸ばしたら届きそうなほど。懐かしいあの島の、どこまでも透明な海と、元気な魚たちの姿が蘇ってくる。
ライフ・ジャケットを羽織りながらの1時間。海の色が変わってゆくのが、はっきりとわかる。目が醒めるようなエメラルド・グリーン。大好きな島が、すぐ目の前に迫ってきました。
船が停まると、若いスタッフたちがわらわらと波打ち際に集まってくる。大きな荷物を軽々と担ぎ、おそるおそる海水の中に足を踏み入れる女性ゲストに手を差し伸べる。そんな姿が頼もしい。
そのせいか、ここの男の子たちは、小柄で華奢なマレー人の中にあって、ずっと逞しい。
覚悟してスカートをたくしあげて、海にドボン!
小さな波に足をとられそうになりつつ、それでも笑いながら、ゲストたちがリゾートにたどり着く。
フロントの責任者なのだろう。めがねをかけたスレンダーな女性が一人一人を出迎えてくれた。



チェック・インはビーチ・バーで。冷たいオレンジ・ジュースよりも嬉しいのは、やはり、スタッフの笑顔。プールの水面が太陽を受けてきらきらと光る。いてもたってもいられなくなる。早く水着に着替えて、泳ぎたい。上の空で施設の説明をするスタッフの話に耳を傾けていると、先刻の女性が、
「ファースト・ネームは?」
ゲスト1人1人の名前をその場で覚え、顔を合わせた時には必ず声を掛けてくれのです。
「ハイ、NENE。ゴン太は? まだ寝ているの?」
このリゾートで特筆すべきなのは、こんなアット・ホームなところ。ほんの数日間でも、まるで旧友であるかのようにもてなしてくれる。



 ←小さいながら、気持ちの良いプール。
  デッキチェアには柔らかいマットが。
 
 →奥がビーチ・バー。
その向こうに海が広がっています。
 ↑こちらがチェック・インをした
ビーチ・バー『THE CHICAK』
Chicakはトカゲの意。
←椰子の実ジュースも
売っています。
木々の間を
リスがちょろちょろ。
人が優しいから、
野生動物も堂々としているんでしょうね、
きっと。
↑ダイブ・センター。
元気な男の子たちが
素晴らしい海へ案内します。



リクエストした部屋はデタッチド・シャレー。ランクでは一応、2番目の部屋。
男の子たちが荷物を持って先に歩く。
案内されるまでもなかった。
私たちの部屋は、ビーチ・バーのすぐ目の前。プールもビーチも徒歩数秒。階段下に、足洗い用の水道がついているのが嬉しい。中は、クーラーで程よく冷えていた。日当たりはいまいちだけれど、ベルジャヤよりは広い。
ただ、正直言うと、バスルームはドアを開けた途端、一歩引いてしまった。不潔とかそういうのじゃないんだけれど、暗くて、ウェットで、快適なシャワー・タイムは望めなさそう。
そして、聞いてはいたけれど、アメニティはなし。トイレット・ペーパーだけは予備がある。シャワー・カーテンもない。唯一、助かったのは、
湯沸し器は付け替えたばかりらしく、新品同様で、心配していたお湯も、勢いはいまいちながら、ちゃんと出た。これだけあれば充分。
美しい海と溢れんばかりの自然に囲まれて、すでに気分は野生児(笑)。


 おわかりになりますか?
 バスタオルが毎日、違う形で
 畳まれていたのです。
 ちょっとした気遣いに、感動しました。
 
 Detached Chalet
Single:RM315
Double:RM370
(朝食込み)
 テーブル・セットはあるのですが、
椅子はひとつでした。



 パシール・パンジャンの海は、ベルジャヤ側と比べて少々、波が荒い。けれども伊豆育ちの私には、これくらい『海らしい波』がちょうどいい。
 言うまでもなく、海水の透明度は抜群。シュノーケリングをするならば、海に向かって右手の岩場のあたりと、その少し先に広がる小さなビーチがいい。ベビー・シャークはもちろん、大きな海亀にまで遭遇! ゴマモンガラもいたので、気をつけて・・・・・・。



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次は、ちょっと気になる食事編。

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