Sun Island Resort & Spa, MALDIVES
- Facility & Activity -



「ドルフィン!」
機長の掛け声と共に、小さな水上飛行機が大きく左に旋回しました。
身を乗り出して窓の下を覗くと、数匹のイルカが水面を跳ねているのがはっきりと見えます。
今回のモルディブは、ジンベイ様が第一の目的でしたが、一度、この環礁を上空から見てみたい、という思いもありました。 残念ながらイルカの姿は撮れなかったのですが、45分間、美しい光景を堪能することができました。


飛行機はヴィルリーフに立ち寄った後、サンアイランド沖のポンツーンに到着し、そこでサンアイランドホリデーアイランドのゲストがそれぞれのドーニに乗り込みます。
サンアイランドは私たちだけで、20人はゆうに乗れるドーニを2人で独占状態でした。
心地よい風に吹かれつつ、ジェティまで数分。いよいよサンアイランド・リゾートに到着です。
ちなみに、水上飛行機には他に3組の日本人カップルが乗っていましたが、皆、ヴィルリーフで降りていきました。やっぱり日本人に人気があるんですね。


ポンツーンに到着。

ドーニでリゾートへ向います。


荷物はバギーが運んでくれますが、ゲストは・・・・・・
やっぱり徒歩か。
まだ朝早いというのに、容赦なく太陽が照りつける中、長い長い桟橋を歩いて渡ります。 途中、水瓶がいくつか設置されていました。足元のクールダウン用でしょう。まあ、この長い橋を裸足で歩いていたら、間違いなく火傷しますって。

ところで、ダイビングショップはこのジェティのすぐ側にあるので、ダイバーさんは、到着した時点で、ショップに器材を運んでもらった方が良いです。 一度部屋まで運んでもらってしまったがため、炎天下、重たい器材を担いでこの桟橋を再び渡る羽目になり、ほとほと疲れましたから。



長い桟橋

足元クールダウンの水瓶


ようやくロビーに着くと、スタッフが冷たいおしぼりを差し出してくれます。 その後、運ばれてきたウェルカムドリンクは・・・・・・かいなっ!? と思いきや、ココナッツジュースでした。 きりっと冷えてりゃ美味しいのに、残念ながらぬるくてまずい。

リゾートに到着したのが午前8:30。通常14時のチェックインとなりますが、部屋はすぐに使用できました
ダイビングショップに近いところ、とリクエストを出してはおいたものの、ショップへ行くには、結局あの超ロング桟橋を渡らねばならず、どの部屋からも不便な場所に変わりありません。 翌日まで様子を見て、自転車を借りるか判断しようと思っていましたが、すぐに断念。到着日の夕方、早速自転車をレンタルすることになりました。

チェックインと同時に、全てのゲストにはキーカードが渡されます。各々の宿泊プランが書かれたカードで、どこへ行くにもこれを持ち歩かなくてはなりません。このカードの他に、オールインクルーシブのゲストは、手首に青いリングを巻いていました。どこかに落ちていないかなーと、きょろきょろしながら自転車を走らせたものでしたが、そんな上手い話が転がっているわけがありません。


フロント入り口 ウェルカム水・・・じゃなくてドリンク キーカード
ロビーはとても広い。 ヤドカリさんの椅子 レンタル自転車

モルディブ最大のリゾート島とあって、設備はたいしたものです。 テニスコート、バスケットコート、ビリヤード場、ゲームセンターまで。病院には減圧チャンバーも備わっています。

ある夜、スティングレイ・フィーディングの帰り、道を外れてしまい、迷い込んだところは、リゾートで働くスタッフの集まるのような場所でした。 広い食堂や雑貨店もあり、子供たちが路上で遊んでいます。 ここは背中合わせにモルディビアンの生活が存在する、希少なリゾートです。



テニスコート

広い敷地内にはあちこちに道標が・・・


比較的新しいリゾートなので、部屋は清潔で十分な広さです。
バスルームの外にも屋外シャワーがあり、洗濯物もここに干せます。日当たりが良いのでたいていの物は一晩で乾いてしまいました。ただし、ハエとゲジゲジがいました。ハウスキーパーが追っ払ってくれたようで、見たのは初日だけでしたが。

テラスを開けるとそこはビーチ・・・・・・を想像していたのですが、椰子の木々が延々と広がるばかり。
一体、ビーチはどこじゃい? 
と、かすかに見える青い水面を目指して歩いていくと、あまり整備されていない平地の向こうにようやく発見しました。 気軽に部屋とビーチを行き来できる環境とは言えません。
もっとも朝は7時過ぎに部屋を出て、小一時間ほど休憩に戻るだけで、あとは終日ダイビングだった私たちにはあまり関係ありませんでしたが。


部屋の中。ダブルベッドでした。

ドアの外は屋外シャワー

ハネムーナーサービスのシャンパン

テラス

とにもかくにも広すぎたし、ほとんどの時間をダイビングに費やしていたので、島全体をゆっくり散歩する暇もなく、確実なことは言えないのですが、日永一日、のんびりとビーチを眺めながら過ごしたい方は、水上バンガローか、Ocean Viewにした方がよいでしょう。


ゲストの数が多いので、アクテビティの種類も半端じゃありません。
フィッシングも朝、昼、夜それぞれ行われ、お決まりのアイランドホッピング、シュノーケリングツアーもいくつかコースが用意されています。
ロビーの近くにアクティビティボードがあるので、ゲストは参加したいものに名前を書くだけです。 ひとつも参加しなかったのですが、ちらっと見たところ、ホリデイアイランドともう一つ島を巡るツアーがUS$45でした。高いのか安いのか・・・・・・。行ってみないことにはわかりませんね。

もちろん、タダで楽しめるアクテビティもあります。 水上バンガローでシャーク・フィーディング(鮫の餌付け)、島の南側にあるジェティではスティングレイ・フィーディング(エイの餌付け)が毎夜、行われています。 他のゲストに進められて、スティングレイ・フィーディングに参加しました。

夜9時にその場所へ行くと、想像していたよりずっとたくさんのエイが浅瀬に集まっていて、びっくりしました。
スタッフの簡単なブリーフィングの後、餌のマグロをもらっていよいよ餌付けです。
手のひらで丸めて、水面をペタペタ叩くと、大きな大きなエイがすごい勢いで寄ってきて、フガフガと鼻息荒げて(?)餌に食らいつき、あっという間に去ってはまた近づいてきます。
手から餌を離すタイミングを間違えると、指も食われます(経験者σ(^_^;)。毒はないので擦り傷で済みますが、ご注意下さい。



エイがたーーくさん!!

かなりでかいヤツもいますよー。

部屋からかなり離れているので、ロビーの外に自転車を置いて、バギーで出かけましたが、帰りもバギーを呼んでもらったところ、今、出払っているので、少し待ってくれとのこと。 しかしながら待てど暮らせどバギーはやってくる気配はなく、とうとう私たち2人だけが取り残されてしまいました。
仕方なく歩いて帰りましたが、ここでは楽をしようとしてはダメなんだと痛感しました。 ちまちま自転車漕いで行くに限ります。
ようやくロビーまでたどり着くと、空のバギーがたくさん留まっていました。 バギーはあてにしないほうが良いと思います。


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