DIVING@Six Passengers

っていくかどうか、最後まで悩んだ重器材。
国内線(エアタヒチ)では、荷物はダイバーの場合1人25kgまで。2人で50kgというのもNG。きっちり1人1人チェックして、ちょっとでもオーバーすると追加料金、という話を聞いていたし、我が家のキャリーケース "Dive'n Roll" はエアタヒチの規格、タテヨコ奥行き計150cmを超えているので、結局、重器材は持っていくのを諦めた。ダイビング・フィーに含まれているし、ま、いいかと。

と・こ・ろ・が。
パペーテでのチェックインは非常にアバウトかつ気まぐれで、その日、その時のスタッフ、混み具合によってかなり待遇が違うのだそう。私たちの時は、どう見ても規格外のでっかいハードケースも簡単にスルーしていた。
「やっぱり持ってくれば良かったね」
と、ブツブツ言ってみてもあとの祭り。おとなしくお借りすることとします。

本からメールで予約をした『Six Passengers』さん。
返信の際にご親切にも日本語の案内を添付してくれました。
それによると、ショップの名の由来は・・・・・・

12人乗りのボートにガイドを含めて乗るのは6人だけ、つまり、ボートにダイバーをぎゅうぎゅうに押し込めたり、集団でエントリーすることなく、余裕をもってダイビングを楽しもうという意味が込められているんだそう。





日は器材(といっても3点セットだけ)を運ぶので、迎えにきてもらいました。
ショップについてみると、すぐ側にキアオラの水上コテージが見える。
ものすごーく近かったのね。帰りと翌日は、歩きました。
「君たち、近いんだから、歩いてきてね」
と、スタッフに言われたからなんですけど、歩いてみたら、部屋まで5分もかからない。車よりずっと速い。

て、ランギロア初ダイブ。2時間ほど昼寝はしたものの、まだまだ寝不足
でも・・・・・・。
「君たちのガイドだよ」
と紹介された、フランス人のJU
うそ、かっこいい
これですっかり目が覚めた!

まずは器材の試着。

屈強なヨーロピアンが多いせいか、サイズXSは少ない。

「ちょっと古いけど、性能はいいよ」

とJUが着せてくれたBCは本当に古いし、ボロい。どうにもインフレーターがぴしっとはまらない。
外すのも一苦労で、都度、忙しいJUを呼んで手伝ってもらった。

ちなみに私の「ジュー! ジュー!」という呼び方は、変だったらしく、JUは他のスタッフにからかわれていた。
いつか彼に会われた方は「ジュ」と簡潔に呼んであげて下さい。




材のセッティングが終わったら、

 男性→自力でボートに運ぶ。
 女性→スタッフが運んでくれる。

と、あくまでもフェミニストの素敵なショップです♪

ゲストの大半がフランス人とあって、ブリーフィングも基本的にフランス語。でも、別途、私たちだけに、わかりやすい英語で説明してくれました。
今回は到着日の午後と、翌日の午前・午後、合計3本潜りました。
せっかくのランギロア。最終日も潜りたかったけど、ブルーラグーンも捨てきれず、諦めました。結局ブルーラグーンは大正解だったけど、もう少し日程に余裕があればよかった。


ティプタパスの恐怖( ̄∇ ̄;)

3本すべてティプタパスでのダイビング。

1本目のエントリーからして、足がすくんでしまう。

す、すごい波じゃあございませんか!Σ( ̄ロ ̄lll)

こ・・・ここは南太平洋大間じゃないですよね?

サブちゃん、一曲歌っておくれよ
ほいきた!
♪o(゜0^*)〜きた〜の〜 漁場はよ〜 男のお〜 死に場所ぉ〜さ〜。


マジで頭の中でこんな一人ノリつっこみを展開していた(馬鹿)。

ひーーっ、どうしよう。と迷う間もなくJUの掛け声。

「3、2、1、行きましょー!(ここだけ日本語)」

水面でおろおろしていたら、あっという間に流されそうなので、覚悟を決めてゴゴーっと一気に潜行。
そこで見たのは・・・・・・
どこまでもクリアで深い深いブルーの世界



あー、やっぱりきれいだ〜!! こんな色見たことない。
ほどなく、イルカの群れに遭遇♪ 遭遇率はかなり高いとは聞いていたけれど、水中でイルカを見るのは初めてなので、うれしい〜! 10匹ほどいたでしょうか。
でも、当たり前なんだけど、泳ぐの早いのね。
あっという間に去って行ってしまいました(/_;)



2日目・・・といってもこれが最終日。
この日からもう一組の日本人、だいきちさんご夫婦がやってきました。

1本目は、マンタが1枚。水中マンタも初めてのご対面だったので、これだけでもランギロアに来た甲斐がありました。
ちっこいバラクーダの群れもいたけど・・・・・・。子供のバラクーダだろうか。シパダンとは違った種類なのかな。てっきりサンマかと思った。



2本目はまたまたイルカちゃん。今度は単体だけれど、じっくり見れた。マンタも出たそうなんだけど、ちょっと遠くて見えなかった。



ずれにせよ、3本とも後半は、次はどの方向からやってくるか見当もつかない流れに翻弄されっぱなし。
ヒメフエダイの集団が、おっとっと(洒落ではない)という感じで潮流に押し戻されているのがはっきりとわかる。
。。<+ ))><< 。。<+ ))><< 。。
魚たちでさえこれですもの、とても太刀打ちできませーーん

ふと海面を見上げると、はっきりと波打っているのが見えて、ゾゾーッ(;O_O)
万が一急浮上した日には、あっという間に外洋に流されるだろう。再びサブちゃんの歌声が頭に響き渡り、

「もういいから、上がろうよーーー、ジュー!!」

と何度心の中で叫んだことか。
もう、すっかりばててしまった。まだまだ修行が足りない。
己の実力を思い知らされたランギロの海でした(т。т;)
この後、ファカラバでもっと恐ろしい激流が待っているとも知らず・・・・・・。


いきちさんご夫婦はベテランなので、私たちのようなペーペーと一緒だと、ガイドさんもあまり深いところへ行かないので、本当に申し訳なく・・・(ToT)>゛
私たちが去った後、存分に楽しんで下さーい!

彼らはノボテルに泊まっているそうで、最初はキアオラにしようと思ったけれど、近くに酒を売っている店がないのでやめたんだそう。これは私たちと全く同じ発想。
私たちもこの点だけがネックだったんです。

最終日、自転車で酒を買いに行く私たちのとある失態を、ショップの車の中からお二人に目撃されていたことが発覚。まあ、これについてはまたのちほど。


金の精算をして、だいきちさんご夫婦と連絡先を交換し、JUに挨拶。
「え、もう終わりなの?」
明日はブルーラグーンで、明後日にはファカラバに移ることを告げると、

「そうなの?! んじゃ、ファカラバのイルカとマンタに君たちが行くことを電話しておくよ!」

フランス人て、あまり接する機会がなかったけれど、とってもユニークで明るい人ばかり。
最後に、ハグしてくれたかと思うと両頬にチュッチュッ

この年にして、初めてフレンチキスというものを体験してしまった!!!

こりゃ、独身の若い女の子だったらたまりませんなー。
力持ちだし、楽しいし、優しいし、おまけにかっこいい。
お魚もいいけれど、陸上でも目の保養をしたい女性ダイバーにSix Passengersはお勧めです。



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