神々の遊び場

ルーラグーンへのOne day tripは、最終的な参加人数や天候によって決まるので、当日の朝にならないと行けるかどうかわからない。

7:30から8:00の間にボートキャプテンから連絡が入るというので、朝礼(大@TOILET)も我慢して電話の側で待ち続けるも、一向に電話はこない。
8:00過ぎてもこないので、こちらから電話してみると、決行とのこと。なんでちゃんと連絡よこさないかなあ。
まあとにかくほっとして、桟橋に出向く。

ブルーラグーンの他、ソバージュピンクサンドビーチへ行く人々も集まって、とても賑やか。
ブルーラグーンは総勢12名ほどで、日本人は私たちだけでした。

目的地まではスピードボートで1時間ほど。キアオラを離れてほどなく、前方に不吉な雲がかかっていることに気づく。
ま、まさか・・・・・・。お願いだから降らないでーーーー!!
ボートはかなり揺れる。この高波も天候不良の前兆か? もう二度と来れるかわからないんだから、お願い、神様っ、あの雲を追っ払ってーー!
祈る思いで、空を見上げ、激しい揺れの中、雨除けの歌(ブルーハーツの『青空』です)を歌い続けていました。


していくつもの波を超え、しばらくすると、突如としてその美しいラグーンは姿を現したのです。
さっきまで深い海の上で揺れていたボートは、どこまでも広がる浅瀬のラグーンに浮かんでいました。

そこはまるで、海の神が気まぐれに創った遊び場のよう。
早速カメラを構えると、シャッターを押す指が震えるほどの美しさ。

でもそれは、この日体験することとなる感動の数々の、ほんの始まりに過ぎませんでした。



りぎりまでボートで近付き、後は浅瀬を歩いて島に上陸。

足元に、まだ産毛の雛鳥がよちよちと歩いている。巣から落ちたのか、母鳥を探して鳴いているよう。すぐに母鳥が追いかけてきて、雛鳥を連れて去って行った。な、なんてラブリーな光景

対岸の島には、さらにたくさんの種類の鳥さんが住んでいるそうで、サービスのココナッツを食べたら、ボートでそちらへ渡ります。
けれど、ボートになかなかエンジンがかからない。早く乗りたくて、うずうずとその様子を見守るのだけど、全然ダメ(^_^;)


左からラブリー雛鳥、ココナッツ、エンジンがかからず奮闘するスタッフ

結局、10分以上奮闘していたでしょうか。ようやくエンジンがかかるとゲストがわらわらと集まって、いざ鳥さんたちの待つの島へ。

がっ。例の大きく黒い不吉な雲が、あれよあれよという間に青い空を覆い、ついにはポツポツと大きな雨粒(これが結構痛い!)が落ちてきた。そして、着くとほぼ同時に激しいスコールに変わってしまった。
あわてて近くの小屋に避難。他のリゾートの休憩所らしいけれど、お邪魔させていただき、 寒いので、バーベキュー用に熾した火で暖を取る
退屈なので、スタッフが椰子の葉でお皿を作るところを見物。見事な手さばきで、ただの葉っぱが立派なお皿に大変身。いやはや、器用なもんですね。


10分程すると雨脚が弱まり、空に晴れ間が見えてきた。
そしてその後は嘘みたいなスピードで天気回復。本当にあっという間に真っ青な晴れ空が広がった。
明るくなった空の下で見る海のきれいなことといったら!

早速、ガイドさんの後に続き、島内散策。
大きな岩にシャコ貝がびっしり。その近くをエイが悠々と泳いでいく。そして、どこを向いても鏡のように輝くラグーン
もう、「きれい!」「すごい!」の2種類の言葉しか出てこない。本当に来てよかった!



ばし歩いたら椰子の木陰で休憩。
ガイドさんが途中で拾ってきたシャコ貝を捌き始める。
それを海水で洗って、椰子の葉皿に盛り、ゲストに勧めてくれた。
ヨーロピアンは眉間に皺を寄せ、恐る恐る口に運ぶ。どうやら、皆、お口に合わないようで、渋い顔。
そんな中、私たちだけが、

「うっまーーーーーーーい!!」

と嬌声を上げていた。
サザエのようなコリコリ感とアワビとホタテを足して割ったような風味。海水の潮がほんのり効いていて、美味いったらありゃしない。
肝までしっかりいただいて、その都度、奇声を発していたものだから、ガイドさん、もうひとつ残していた小さなシャコ貝を、さっと捌いて私たちだけに食べさせてくれた。

タヒチで食べた物の中で、ダントツ、No.1のおいしさでした。


獲れたたてのシャコ貝、最高〜!!(@⌒▽⌒@)
の後、するすると椰子の木に登っていくガイドさん。
次々と椰子の実を切り落としていきます。
今度は新鮮な椰子の実ジュースのサービス。
実は私、これがあまり好きではなかったのだけど・・・・・・超、美味いっ!
もぎたてだと、こんなに美味しいなんて!

お次は飲み干した椰子の実を割って、中の実を取り出す。
ぷるぷるのココナッツ・ゼリー♪
これまたうまーーーい!

一方、ヨーロピアンの皆様は、「ふむふむ」といった感じで、特にうまくもまずくも感じなかったよう。彼らにくさやを食べさせたらどんな顔をするのか、一度見てみたい(^m^)

ぷるぷるのゼリーがうんまーーーい!!
散歩は続きます。

ガイドさん、今度はヤシ蟹をつかまえた!

今度は鳥たちをおどかして、樹木から一斉に飛び立つ様子を見せてくれる。
もう、サービス満点!!


を一周したら、最後にシュノーケリング・タイム。私たちはやらなかったけど、お魚はあまりいなかったらしいです。
名残惜しいけれど、これで鳥の島を後にして、最初に上陸した島へ戻ります(/_;)


あー、ここから離れたくない・・・(ρ_;)

こでは、パンの焼ける香ばしい匂いが待っていました。
ランチはもちろん、アイランド・ピクニックの定番バーベキュー
チキン、魚、サラダ、ゆで卵、そして、あつあつのフランスパン
パン何本か丸ごとテーブルに置かれ、ゲストは好き勝手ちぎって食べます。
白身魚があっさりしていて良い! あー、醤油を持ってくればよかったー!! でもパンには合わないな、きっと。



腹いっぱいになったら、今度は浅瀬にいる小鮫たちにおすそわけ。
小さな背鰭が海面にたくさん突き出ているのがかわいらしい。小さいから言えることだけど。
ランチの後は、ビーチでしばしのお昼寝。
ラグーンを渡る風の音、鳥たちの囁き・・・・・・。なんて贅沢なお昼寝でしょう。
あ〜、極楽。
1時間ほどまどろんだ後、いよいよブルーラグーンともお別れ。
ボートから何度も振り返りながら、ブルーラグーンをあとにしました。
の後、シャークフィーディング
鮫と一緒に泳いだり、ボートの上から大きな魚の頭を投げて、鮫たちをおびき寄せたり。
迫力満点で、すごくおもしろい!
でも、馬鹿みたいに写真を撮りまくったので、ここでバッテリー切れ
完璧に充電しておいたのになあ。でも後でチェックしたら200枚近くも撮っていましたっけ(^_^;)

最後にアバトルパスでちょこっとシュノーケリングをして、ブルーラグーン・ピクニックは終了です。


ブルーラグーンの鮫よりはるかにでかい。
れまで、色んな場所でアイランド・ホッピングや無人島ピクニックへ行ったけれど、段違いの美しさ&楽しさ。

タヒチというと、真っ先にブルーラグーンで見た、信じられないほど美しい光景が思い浮かびます。そして今でも、あの場所に立っていた時の幸福感が蘇り、私を満たしてくれるのです。




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