らくだカレー PART2



 今年もらくだに青唐辛子をもらったのでカレーを作ることにする。らくだとは会社の同僚で御宿出身の娘……という話は以前にも書いたので割愛させていただく。らくださんのことを知りたい方はらくだカレーをどうぞご一読下さい。
 今回のらくだカレーの具はビーフと今が旬のきのこ。ビーフ・カレーは私の好みではないのだけれど、冷凍庫にたくさん余っていたので使うことにした。
 まずは買い出し。
 たまねぎ、にんじん、エリンギにマッシュルーム。ルウはいつもその日一番安いものを適当に選ぶ(どれを使っても変わらないって、絶対!)。明日はお休みなので、ご飯は炊かないことにして、ナンを買う。
 さて戻ったら早速調理。解凍した牛肉は飲み残しのビールに漬け、たまねぎ、にんじん、冷蔵庫でしわしわになっていた生姜をみじん切りにしていく。みじん切りと言っても、どうせ溶けちゃうしー、ということでかなり乱暴な切り方である。
 バターとサラダオイルを半々、大きな鍋で溶かし、炒め開始! 私は根性なしなので飴色になるまでなんて炒めない。キツネ色くらいまでは頑張る。そろそろいいかな、と思った頃、とんでもないことに気づく。
 肝心の青唐辛子を切っていない!
 これがなくては、『らくだカレー』は成立しないのだ。
 大急ぎで冷凍庫から取り出した唐辛子を切っていく。やれやれ、気づいてよかった。
 水気を切った牛肉ときのこを入れ、火が通ったところで再びビール。アルコールが飛んだら水を注ぐ。今日は牛さんなので、じっくりゆっくり煮込もう。
 牛さんが柔らなくなったらルウを入れ、お待ちかねのスパイス類をどかどかと入れる。まだまだ大丈夫。もっと辛くしよう。これでもか、これでもか、という勢いでスパイスが放り込まれる。
 そしてまた、今年も青唐辛子の味がどこかへ吹っ飛んでしまうほど、超激辛のカレーが出来上がった。
 んー、辛くてたまらん。おいしー!!

 ところで、きのこ言えば私は最近、『エリンギ』にはまっている。鍋はもちろん、炊き込みごはんにパスタにと、なんにでも使ってしまう今日この頃。おいしい食べ方をご存知の方は、ぜひご一報ください。

 あ、らくださん、今年もせっかくの青唐辛子の味を活かしきれなくてごめんなさい。でも懲りずに来年もくださいね。



 
 

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