Berjaya Tioman Beach Resort



デラックスのシャレー
プールがすぐ目の前に。



KLのスバン空港から、セスナ機でマレー半島を横断すること1時間。
滞在中の天候が心配になるほど、機体を覆っていた厚い雲が途切れた途端、目の覚めるような青空と鬱蒼と木々が生い茂る島の姿が現れました。
ティオマン島の、まるでおもちゃの国のような小さな小さな空港に降り立つと、ベルジャヤの送迎バスがやって来ます。

島には格安の宿が何軒かありますが、設備の整ったリゾートホテルとなると、ベルジャヤしかありません。

敷地内は広く、スタンダードの部屋はかなりメインロビーやレストランから離れてしまうので、デラックス・ルームを予約しました。

プールはすぐ目の前、メインレストランにも近い、なかなか良い立地であるにもかかわらず、似たようなシャレーが並んでいるので、方向音痴の私は何度か迷い、近くにいたスタッフに送ってもらう、ということを繰りかえしましたっけ。

このシャレーの前では、夕方になると、デッキチェアが並べられ、足ツボマッサージ屋さんがどこからかあわられます。サービスかと思ったら、有料でした。




ティオマン島には猫が多く、
チェックインカードを記入するゲストの
足の合間を縫って、堂々とロビーを
横切っていく猫をよく見かけました。

プールサイドでうろうろしていた猫をつかまえ、
抱っこしてみました。
どの猫も人懐こく、あまり人間を恐れません。



部屋のテラスから写した、
プールの風景。

ティオマンのサンセット。
海の向こうに静かに消えてゆく
夕陽がとても美しい島です。


プールは2つあります。ウォーター・スライダーのあるメインプールは家族向け。 デッキ・チェアの数が圧倒的に少なく、
早起きして朝食前に本をちょいと置いておかなければ、あっと言う間に満席になってしまいます。
幸い、滞在中はずっと確保できたものの、この『早朝椅子取りゲーム』には正直辟易してしまいました。

もうひとつ、ロビー近くに小さなプールがあり、
こちらは年配のカップルが目立ちます。メインプールはガキどもがわいわいぎゃあぎゃあと、やかましいので、落ち着いて読書を楽しみたいのなら、こちらがおすすめです。もちろん、デッキチェアは少ないです。

リゾート前の海は遊泳には適していても魚の姿は見えないので、
沖にぽっかりと浮かぶレンギス島までいってみよう。
滞在中1回、無料でボートを出してくれます。


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こちらスチーム・ボートのレストラン


レストランは プールに面した『NERAYAN COFEE HOUSE』とスチーム・ボートの『MATAHARI』
前者はバッフェとアラカルト。朝食はここで。
ロティやチキン・カレー等、マレーシアの典型的な朝食メニューが並びます。
エッグ・カウンターは女性のシェフで、フライパンを器用に操って、見事なオムレツを2つ同時に作っています。
いろんなホテルでオムレツを頼みましたが、この女性にかなうオムレツを作れる人はいません。ランチはここのテラス席で水着のまま。初めてのサテーともちろんアンカー・ビール。
特においしいものはなかったけれど、ホットドッグやハンバーガーは、ヴォリュームたっぷりのアメリカンサイズで、小食女性には食べきれない量です。
特に珍しいものはなし、ありきたりなメニューに飽きたら、夜のプール・サイドでバーベキューを楽しみましょう。


プール・バーで、
しおらしくピナ・コラーダを。


食事よりも私にとって肝心なのは・・・・・そう、お酒です。
アルコール抜きのバカンスなんぞ、考えられるはずもありません。
昼はプール・バーで水につかりながらのピナ・コラーダ。
夕刻からは眠くなるまでビーチ・バーで過ごしました。
このビーチ・バーのスタッフは、シャイで控えめなマレー人とは思えないほど人懐こく、陽気な若者たち。
やれ飲め、もっと飲め、と囃したてられ、毎夜、泥酔。
けれど不思議なことに、足元がふらつくほど飲んだのにもかかわらず気持ち悪くなることは一度もありませんでした。
楽しかった会話の数々を思い出しながら、毎晩、心地良く眠りに落ちていけたのです。
後日、まったく身に覚えのない写真が現像されてびっくり、なんてことも、すべて素敵な記憶に変わりました。


ビーチ・バーで。

こちらはティオマンの名物ガイド、
わさびさん。


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ゲストの女の子たちと
砂でわにさんを作った。
後ろに見えるのがハッピー・アワーで
賑わうビーチ・バー



ドンキーもいます。

アイランド・ホッピング以外で、リゾートを出ることは一度もありませんでした。リゾートがあまりにも居心地良すぎたからです。
南の島に求めるものは、結局のところ『何もしない時間』を堪能すること。
私にとって、何と言われても旅とはそういうものです。
そこにきりっと冷えたビールと、スタッフの笑顔さえあれば、他に何もいらない。
海とジャングルに囲まれた島―ティオマン島。
自然の持つ力が、ピリピリした神経をゆっくりとほぐしてくれでしょう。


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